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えがおのライブラリ

2007年2月14日~

2024.11.16
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2007.03.02
■■■この本は、12編を収録した、短編集です。
この本の中の話で、気に入ったのは、
『名馬シルヴァー・ブレイズ』、『最後の事件』等です。
他にも、おもしろい作品は沢山あるんですが、全てあらすじや感想を書いても、読むのが大変だと思うんで、この2編だけ紹介します。

■■英国で最も有名な馬、シルヴァー・ブレイズの失踪事件。
ある日、厩舎に怪しい男がやって来た。
その時は追い払ったが、心配になった調教師のストレイカーはその日の晩、馬を見に行きました。朝になってストレイカーはまだ家に戻っていなかったし、シルヴァー・ブレイズもいなかったので、心配したストレイカー夫人が探しに行くと、馬はどこにもいなく、ストレイカーは頭を重い鈍器で殴られて死んでいました…。

真犯人が意外でした。
この話の結末が気に入りました。



■■もう1つは『最後の事件』です。
お馴染み、モリアーティ教授とホームズの対決です。
ある日、ワトスン博士の診察室に、やつれたホームズが来ました。
ホームズは、モリアーティ教授に追われているそうでした。
ホームズは、ワトスン博士に二つ三つ指示をして、こっそりと外に出て行きました。
こうして最後の事件が始まっていきました。

すごかったです。
ホームズがモリアーティ教授を追いつめたり、
モリアーティ教授がホームズを追いつめたり…。
いつ罠をしかけるのか、いつしかけてくるのか…。
ハラハラドキドキでした!


シャーロック・ホームズの回想
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2007.02.25
■■■■この話はミス・メアリ・モースタンがホームズに持ち込んだ、アグラ(地名)の財宝に関わる話しです。
■■■ミス・モースタンのもとに、ボール箱に入った大きな真珠が、毎年一粒ずつ送られてきました。
そして、『今晩九時、ライシアム劇場の柱のところに来てください。』と。
どうしようかと迷ったミス・モースタンは、ホームズに相談したのでした。
そうしてホームズ達は、真珠の送り主のサディアス・ショルトーの家へむかいました…。

■■重要登場人物は、
ミス・メアリ・モースタン、 モースタン大尉、 ショルトー少佐、 サディアス・ショルトー、 バーソロミュー・ショルトー、 ジョナサン・スモール、 トンガ、 の七人です。

事件の真相に驚きました。
悪いのは●●だ!と思っていたのに、実際は●●のほうがワルだった!ってなりました。
ホームズや、ワトスン博士には、とても疲れた事件だったと思います。
犬を使って匂いの後を追跡したり、蒸気船のフルスピードで犯人を追いかけたり。
迫力が満点でした。
あと、ワトスン博士に…。


★四つの署名
2007.02.25
■■■話が良くできていたと思います。
殺人のどうきも、よくありそうな話でおもしろかったです。
第一部と第二部にわけられていて、

■■第一部では、
ホームズやワトスン博士が出会って、共同生活を始めます。
そして、ある日ホームズの職業(探偵)に疑問を抱くワトソンに、ホームズは、事件の調査に一緒に来るといい。と言います。
そして、ホームズが事件を調査したり、解決する話しです。

■■第二部では、
捕まった犯人がなぜ被害者を殺そうと思ったのかや、
事件解決後のホームズやワトスン博士についてです。

重要な登場人物は、
ドレッバー、スタンガスン、ジェファースン・ホープ、ルーシー・フェリア、ジョン・フェリア
この五人の間で起こった、恐ろしい復讐劇でした。

★緋色の研究
(光文社文庫)
2007.02.23

この本は、短編集です。

■■■この本の最初の話の『ボヘミアの醜聞』というのは、名探偵コナンの映画第六弾『ベイカー街の亡霊』にも出てくる『アイリーン・アドラー』と、ホームズが対決する話です。

■■ある日ホームズの所にボヘミア国王が訪ねてきました。
依頼内容は、『アイリーンから、国王の大事な写真をとり返して欲しい。』とのことでした…。

なかなかおもしろかったです。
ホームズが写真をとり返すために、いろいろ策を練るんですが、アイリーンもなかなか手強くて、話がどうなるのか最後までわかりませんでした。



■■■もう一つ、この本で私が気に入ったのは、
『ボスコム谷の惨劇』です。

■■この話は、ジョン・ターナーと、その娘のアリス、それにチャールズ・マッカーシーと、息子のジェームズの間でおこる事件です。
チャールズ・マッカーシーが森で死んでいるのを最初に発見したのは息子のジェームズで、殺人現場の証拠はジェームズに不利なものばかりなんですが…。

この話で私がいいと思った所は、やはり、ホームズのこの文です。
『(加害者の特徴は)背の高い左利きで、右足がびっこで厚底の猟靴をはき、灰色の外套を着て、パイプを使ってインド産の葉巻を吸うやつです。ポケットには良く切れないペンナイフを入れていたり、他にも特徴は五つ六つあるけど…』

という、現場を虫眼鏡で観察するだけで犯人の容姿などがわかってしまうところです。もちろんちゃんとそうなる理由はあります。


シャーロックホームズの冒険(新潮文庫)

シャーロックホームズ関連の書籍いろいろ(光文社文庫)
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